土作りとは

粘土鉱物(モンモリロライト)の効果は

肥沢な土壌の生成は、土壌粒子の集合から始まり、土壌団粒内部の小さい隙間は水を良く保持し、団粒と団粒の間の大きな隙間は水や空気を良く通すといわれています。ですから、団粒がよく発達した土壌では水を適度に保持し、通気もよく、土壌微生物やミミズ、植物の育成にまことに都合がよく、団粒構造は土壌の命といわれるゆえんです。

粘土鉱物の主成分モンモリロライトは

ケイ酸四面体層‐アルミナ八面体層‐ケイ酸四面体層と2つの層が積み重なって1枚の結晶層を形成しており、その結晶層が何層も重なり合った構造をしています。
この層の間に大量の水分を取り込んで膨らむ力(膨潤力)を持っています。水以外の多くの有機物も結晶層や周囲に吸着します。
結晶層の表面は極めて大きな表面積を持ち、その表面上では酸素原子や水酸基との水素結合、層間においては負電荷や陽イオンとの静電気的決合などが生じ、吸着力を発揮。
化学的・電気的な働きが及ぶため、結晶層に有効菌(微生物)、肥料成分、肥効を調節します。

粘土鉱物配合のど根生は

ど根性

  • 肥分の流亡および過度の固定を防ぎ、穏やかな肥効を持続します。
  • 肥効を持続させる結果、省肥節約効果があります。
  • 窒素肥料の効きすぎを抑え、肥効バランスを整えます。
  • 根群の伸長を健全に促し、根の活性を良くします。
  • 多孔性による不良ガス、不純イオン吸着力により、土壌汚染と水質泥濁を浄化改し、清潔な環境を保ちます。
  • 地力を高め、作物育成を健全にし収穫量と食味を高め、鮮度を維持します。
  • 活性アルミナを抑制し、リン酸の効果を促します。
  • ケイ酸微量要素成分により、光合成の促進をします。
  • 水稲倒伏防止、無効分けつを抑制、作物の連作障害防止効果が増します。